ようこそお越しくださいました。
てんまる商店 ばるんスカート製作部のてんまるです。
どんなふうに歳を重ねたい?
そんなことを、ぼんやりと考えていた時期がありました。
ある日、その思いを親しい友人に話したところ、彼女が紹介してくれたのが、絵本作家・角野栄子さんのInstagramでした。
「カラフルな魔女」と自ら名乗る角野さんは、その名のとおり色鮮やかで、そこにいるだけでまわりがパッと明るくなるような存在感のある女性。
彼女のセンスや世界観は、一朝一夕で真似できるものではありません。
「90歳でこの輝きなら、50代の今から準備しないと間に合わない!」
そう思った私は、すぐに自分の装いを見直すことにしました。
カラフルな装いをしたい!
ところが——
あんなにカラフルでかわいい服は、どこを探しても売っていません。
ネットでも、実店舗でも見つからないのです。
それもそのはず。角野さんのお洋服は、すべて娘さんのくぼしまりおさんよるオーダーメイド。
「そうか!それなら、私も自分のために、自分だけの服を作ってみよう」
そう決意し、カラフルな生地や可愛いプリント生地を手あたり次第に買い集め、思いつくまま、自由に、まずはスカートから縫い始めました。
はじめてのスカート
そして完成したスカートを身にまとい、私は意気揚々と人に会いに行きました。
その頃、よく言われたのがこんな言葉です。
「あなたは似合うけど、私はちょっと……」
最初は、敬遠されているのかな? 派手すぎたかな?と感じました。
(確かにかなり派手で目立ちました)
でも、なんとなく違ったのです。
友人たちの反応
「わたしも着てみたい。でもちょっと自信がない……」
「もし、自分が着たらどんなふうになるだろう」
そんなふうに想像してくれていたのです。
そこから私は、自分のためだけではなく、
「誰かが、着てみたくなるスカート」
「誰かが、チャレンジしてみたくなるスカート」
「誰かが、ワクワクした気持ちになれるスカート」
を作ろうと決めました。
プリント生地もデザインも一新
ただ「かわいい」だけではなく、
大人でも楽しめるかわいさ
シンプルなトップスに合わせやすいデザイン
制服のような安心感
オールシーズン着られてお洗濯も楽ちん
体型が変わっても気にならないシルエット
流行に左右されず長く愛用できる
そんなスカートを目指して、丁寧に製作しました。
「自分らしい服」
「何を着てもパッとしない」から「自分らしい」へ
服屋さんのフィッティングルームで、絶望したこと、ありませんか?
わたしは試着が苦手です。思っているイメージとのギャップがすごいのです。
シンプル → なんだかさびしい
可愛い系 → イタイ、安っぽい
セットアップ → 体操服に見える…
ブルーやピンク → 手術着みたい…
ふわふわ系 → くま?マタギ?エスキモー?
そして、高級な服を着れば着たで、
「高級なおばさま」になってしまう。
もっと自由に、ハッピーに
その場がパッと明るくなるような服を着たい。
できれば褒められたい。
できればやせて見えたい。
できればセンスよく見られたい。
できれば個性的でありたい。
なにより、自分自身のテンションが上がる服が着たい。
動物柄・花柄・野菜柄・果物柄・水玉・チェック
いまからでもチャレンジできます。
いまだから、チャレンジできます。
人生の残り時間は、毎日すこしずつ減っていきます。残酷ですが、現実です。
だったら——
「今、これが着たい!」「これ、かわいい!」と思う服を着て、明るく、楽しく、元気に!
見たことのない自分に心をときめかせてみませんか?
そして、「私、かわいい!」と思えたら、たくさん写真を撮りましょう!
少しずつ形を変えてこれからも
これまでに100枚以上のばるんスカートをデザイン・製作し、対面販売、委託販売、ネット販売を行ってきました。
その中でたくさんのお客様の声をいただき、ギャザーの分量、ポケットの大きさや位置、スカート丈、折り返しの幅など、細かな部分まで改良を重ねてきました。
これからも、少しずつマイナーチェンジを続けていく予定です。
人生は大人になるほど楽しい
気になっていたけれど、なんとなく気恥ずかしくて避けてきた
カラフルな色、きれいな色。
ずっと気になっていたのに、「私にはちょっと派手かな」とためらってきた色、ありませんか?
でも、年齢を重ねた今だからこそ
その色が、あなたにしっくりと似合うようになっているかもしれません。
もう「無難な色」に縛られなくていいのです。
自分の気持ちが明るくなる色、自分の心が動くかわいいプリントを選んでいい。
少しだけ勇気を出して、今までとはちがう色を選んでみませんか?
そろそろ、心のままに色やプリントを楽しんでみませんか?
鏡の前の自分が、ちょっと愛しくみえたり
街を歩く足取りが、少し軽くなったり
誰かの「最近、かわいいね」が、うれしくなったり。
自分の写真を見てニヤニヤしたり。
少し勇気を出して、これまでとは違う一歩を踏み出してみませんか?
その先にきっと、新しい自分が待っています。
てんまるも全力で応援します。
